今も昔も、映画はみんなが楽しめる身近な娯楽。
映画が誕生して120年余り。
私たちのおじいちゃんおばあちゃん、
あるいは、ひいおじいちゃんやひいおばあちゃんだって
映画を楽しんできました。
ひいおじいちゃんが観ていたかもしれない100年前の映画や
お父さんの青春時代を彩っただろう50年前の映画など
公開年ごとにランダムに紹介していきます。

これまでのライブラリー

2019.6.29.

 

 10年ひと昔といいますが、最近は一年が過ぎるのもあっという間。10年経ったことにすら気付いていないことに愕然としました。2009年6月25日は、キング・オブ・ポップと呼ばれたマイケルジャクソンが急逝した日でした。先日、世界中からファンが集まり追悼するシーンがニュースで放映されていました。今回ご紹介するのは、亡くなる数ヶ月前に発表され、久しぶりのライブ「THIS IS IT」だったはずが、遺作となってしまった作品。あれから、10年も時が過ぎたのかと驚くと同時に、マイケルジャクソンの楽曲がまったく色褪せず、むしろ昔よりも鮮烈に胸に迫るものがあることに彼のメッセージの普遍性と偉大さを感じるのであります。

 

 現実には2009年から10年経っているのですが、どうも私自身は生活が大きく変わらないせいか違いがよくわかりません。 10年前に流行っていたことを調べると、H&MやZARAなどファストファッションが日本に上陸。山ガールと呼ばれる女子が現れ、若者にフェスキャンプや登山ブームを巻き起こしたのもこの頃。あと、ジェラードピケに代表されるかわいい部屋着が流行り始めたのも10年程前です。どれも、今も人気のブランドや趣味だからでしょうか。「それ、10年も前からあるの?」という感じでそれほど古く感じません。一つ一つのクオリティやコンセプトが明確なこともあるのでしょうが、多くの人が一つのものを追いかける時代は終わって、世の中に多様性が生まれて受け入れられている証拠なのかもしれません。

 

 テクノロジーの変革とかデザイン思考が求められている昨今。情報が次々に書き換えられて人々の意識はどんどん変わっています。その一方で、表向きにはさほど変わらない世の中が私たちに閉塞感を募らせるのでしょうか。変らなきゃ!と考える人が増え、人々を変革へと駆り立てているように感じます。そんな中に、マイケルジャクソンの骨太なメッセージが私たちに勇気をくれるように思います。映画と同時に発売されたアルバムにも収録されている楽曲の中でも特にHuman Nature、BLACK & WHITE 、EARTH SONGなど大きなテーマを取り上げて、伝える力というのは神レベル。彼のプロ意識と優しい人柄、そしてパフォーマンス全体からみなぎるものに感動します。命日から10年の節目。追悼の意味でも、もう一度思い出して、観ておきたい作品です。

 

THIS IS IT

DVDパッケージ

公開日:2009年10月28日

上映時間:111分

ジャンル: ドキュメンタリー

監督:ケニー オルテガ

キャスト: マイケル・ジャクソン, ケニー・オルテガ, マイケル・ベアデン

【内容】

6月に急逝したマイケル・ジャクソンの幻となったライブ“THIS IS IT”のリハーサル風景を収めた音楽ドキュメンタリー。ジャクソンの圧倒的なライブパフォーマンスを貴重な舞台裏の映像と共に捉える。特典ディスク付きの2枚組。(「キネマ旬報社」データベースより)

 

●マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD] 新品 ¥2,200

※アマゾンプライムビデオでレンタルも出来ます。

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