今も昔も、映画はみんなが楽しめる身近な娯楽。
映画が誕生して120年余り。
私たちのおじいちゃんおばあちゃん、
あるいは、ひいおじいちゃんやひいおばあちゃんだって
映画を楽しんできました。
ひいおじいちゃんが観ていたかもしれない100年前の映画や
お父さんの青春時代を彩っただろう50年前の映画など
公開年ごとにランダムに紹介していきます。

これまでのライブラリー

2019.3.16

 

 先日、日本アカデミー賞が発表になりました。是枝監督の「万引き家族」が作品賞を含めて8部門で最優秀賞を受賞する中、編集賞に「カメラを止めるな」が最優秀賞に選ばれました。制作費300万円の超低予算映画にも関わらず、SNSや口コミで評判を呼び、日本国内の動員数ランキングでは最高6位を記録。興行収入は30億円を突破しています。作品自体がゾンビのようなおばけ映画となりました。元々、こういったパニック系映画は、ハリウッド映画の得意分野。20年前は「アルマゲドン」「ツイスター」などCG技術を駆使した大作がヒットを飛ばしていましたが、近年、「シンゴジラ」や「アイアムアヒーロー」など日本メイドのパニック系の映画が公開され注目を浴びています。

 

 今回は、日本の恐怖映画の金字塔として今も語り継がれる作品「リング」をご紹介。21年前にタイムスリップして、日本映画におけるホラー映画の傑作を楽しんでみませんか。21年前、鈴木光司氏の小説「リング」と「らせん」を同時に映画化し、大ヒットしました。キーワードは「呪いのビデオ」。それを観た人は必ず死に至るという…。日常の中に潜む時空のエアポケットのような場所に「貞子」という悲劇を背負った女性を存在させることで、世にも恐ろしい世界観を作り上げました。この映画は、後にハリウッドでもリメイクされ、日本のホラー映画独特の怖さが世界に発信されました。

 

 1998年といえば、冬季長野オリンピックが開催されたり、サッカーW杯仏大会に日本が初出場を果たした年でもありました。また、windows98が発売されたり、imacがヒットしたりとインターネットが私たちの生活に入ってきたのもこの頃。今はスマホがあれば、当たり前に世界と繋がれる環境がありますが、当時はグローバル化という言葉が盛んに言われ、 GoogleやAmazonも今ほど大企業ではなかった時代。 当時はEメールが新鮮で「海外へ一瞬で文書が送れるなんてすごいね!」と言っていた気がします。

 

 そんなデジタル創世期のこの時代。ビデオテープという若干古めかしいメディアとお化けは、絶妙な取り合わせだったなと思います。あれから20年経ちおばさんになった今では、お化けはあまり怖くなくなったのですが、当時は小説も映画も本当に恐ろしく、映画を観た後はお風呂や洗面所の鏡を見るのさえ怖くて仕方がなかった記憶があります。そんな初々しい気持ちを懐かしみつつ「リング」を鑑賞するのも1つの楽しみ方かもしれません。同時に公開された「らせん」も合わせてどうぞ。

 

リング

公開日:1998年1月31日

上映時間:95分

ジャンル: ドラマ・ホラー

監督:中田秀夫

キャスト: 松嶋菜々子, 真田広之, 中谷美紀, 沼田曜一, 雅子

【内容】

同日、同時刻に死亡した4人の若者たちの謎と呪いのビデオテープの恐怖を描いた、鈴木光司原作によるホラー映画。真田広之、松嶋菜々子ほか出演。(「Oricon」データベースより)

 

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らせん

公開日:1998年1月31日

上映時間:98分

ジャンル: ドラマ・ホラー

監督:飯田譲治

キャスト: 中谷美紀, 佐藤浩市, 佐伯日菜子, 松嶋菜々子, 真田広之

【内容】

鈴木光司原作のベストセラー小説を映画化した、「リング」の続編となるホラー作品。佐藤浩市、中谷美紀、真田広之ほか出演。(「Oricon」データベースより)

 

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