
味噌汁、肉じゃが、カレーライス。
お袋の味と言われるメニューは数あれど、
子供の頃に食べたおいしい記憶は、
大人になってもずっと残っているもの。
母親や父親、あるいはおじいちゃんやおばあちゃんが
作ってくれたあのメニュー。
思い出と一緒にご紹介します。

2020.5.2.
素朴でほっこり節句のお菓子「おかしわ」
静岡県浜松市 みいちゃんさん(50代)のレシピ
さあ、もうすぐ端午の節句がやってきます。この季節のお菓子と言えば「柏餅」。今回は、50年以上の歴史を持つ我が家のお菓子「おかしわ」をご紹介します。端午の節句に、柏餅の代わりに食べられてきたこのお菓子。戦後の物がない時代。明治生まれのおばあちゃんが、お隣さんに教わってきたという一品。それから、半世紀以上もの間、おばあちゃんからお嫁さんへ、そして、その子供達へと受け継がれています。今では、G.W.の初めに家族が集まってみんなで作るのが習わしとなりました。毎年、7、80個作って、ご近所へ配るそう。
生地が柔らかいので、あんこを包むのは時間との戦い!手に広げたらすぐにあんこを乗せて柏の葉で包む!この間5秒と心得てください。そうしないと手に生地がくっついて大変なことになります。(笑)たくさん作るときは、あんこや柏の葉を用意して段取りよくするのがポイントです。この辺りは、家族のチームワークが問われるところでもあります。蒸しあがると生地がふっくら、柏の葉がほんのり香ります。出来立て熱々を食べるのがオススメです。生地が甘いので、牛乳とも良く合います。ご近所さんも楽しみに待っているこの「おかしわ」。この「おばあちゃんの味」が、5月の風物詩として、ひ孫の代まで受け継がれますように。
この時期、柏の葉やあんこはスーパーに売っているので、手に入れるのは意外に簡単です。ぜひチャレンジしてみてください。

材料(4個分)
・小麦粉 1カップ(90g) ・ベーキングパウダー 小さじ1
・砂糖 1/2カップ(45g) ・卵 1個 ・かしわの葉っぱ 4枚 ・あんこ 60g
作り方
1.小麦粉とベーキングパウダーを
振るい、砂糖を混ぜる
(最初に、蒸し器の準備もしておく)
2.卵を入れ、全体がまとまる
まで混ぜる
3.生地がまとまったら、4等分に
分けて、打ち粉をする
(柔らかいので手につかないように)
4.手のひらに生地を広げ、あんこを
乗せる
5.生地を半分に折ってあんこを包み、
かしわの葉を巻く
6.蒸し器に入れ、15分蒸して
出来上がり
目次
- お弁当にも夕飯のおかずにも「ナスのピリ辛醤油炒め」
- 冷蔵庫の重鎮 常備調味料「にんにく胡麻油」
- お弁当の常連「ピーマンの卵とじ」
- カルシウムたっぷり「煮干しふりかけ」
- おばあちゃんの具沢山「オムレツ」
- お醤油屋さんのおもてなし料理「鳥めし」
- 白菜が余ったら…あったか「白菜スープ」
- ご飯がバクバク進む「新玉ねぎの卵焼きウスターソースかけ」
- たまに食べたくなる「りんご入りポテトサラダ」
- ネパール グルン族直伝!特別な日の「チキンカレー」
- おばあちゃんのごはんのお供「特製ミートソース」
- 風邪を引いたらこれ!「味噌仕立てのお粥」
- ネパールのお味噌汁「ダルスープ」
- 伊熊家の「ピーマンのそぼろ肉詰め」
- 昭和に出会ったハイカラ料理「ビーフストロガノフ」
- 3代続く無限ループ なぜか恋しい「白菜の炒め煮」
- パーティの締めにはこれ!「なんちゃってフルーツプリン」
- 1秒でも早く美味しいものを「なんちゃってミートローフ」
- 簡単!夏のお楽しみメニュー「冷や汁」
- ほっこりやさしいネパールのお母さんの味「野菜カレー」
- 母の味をお豆に感じる「甘々大豆のひじき」
- お弁当にはこれじゃないと!「ねぎ入り卵焼き」
- 最強の褒められメニュー「そぼろの春雨サラダ」
- みんな大好きな味「すき焼き風煮物」
- 疲れも吹き飛ぶ「トマトのマリネ」
- 冬が始まる合図「鶏肉と白菜の中華スープ」
- お正月の定番!父親が作る「落花生のおなます」
- ネパール定食のお漬物「アチャール」
- 旬のタケノコがたっぷり「春巻き」
- あと一品作りたい時の救世主「蒲鉾のポテサラ」
- 素朴でほっこり節句のお菓子「おかしわ」
- 夏休みのお昼の定番「トマトとキャベツと卵の炒め物」
- 特別な日の「すいかのフルーツポンチ」
- キャンプの定番「キャベツとコンビーフのスープ」
- 学生時代の友達が、もう一度食べたい「ごまの唐揚げ」
- おでんの季節に欠かせない「にんにく味噌」
- 思い出したらまた食べたい!「人参とほうれん草の卵炒め」