
味噌汁、肉じゃが、カレーライス。
お袋の味と言われるメニューは数あれど、
子供の頃に食べたおいしい記憶は、
大人になってもずっと残っているもの。
母親や父親、あるいはおじいちゃんやおばあちゃんが
作ってくれたあのメニュー。
思い出と一緒にご紹介します。

2020.8.15.
特別な日の「すいかのフルーツポンチ」
静岡県浜松市 女性めめこさん(40代)のレシピ
今回ご紹介するのは、小学生の頃お母さんが作ってくれた夏にぴったりのパーティーメニュー。誕生日が8月だっためめこさん。誕生日ケーキの代わりに毎年作ってくれたのが、すいかをまるごと一個使ったフルーツポンチ。すいかをくり抜いて作った器が可愛くて、誕生日が楽しみだったそう。毎年開くお誕生日会の最後に登場するフルーツポンチは、お友達の中でも話題の的。これを目当てに参加者が年々増えていったそう。めめこさんも人とはちょっと違う誕生日のメニューは、誇らしく自慢の一品でした。
しかし、ある年の誕生日会では苦い思い出が…。それは、小学三年生の時。人数が把握できずに、お母さんの想定を超えた数のお友達が来てしまい会場はパニック状態。招待したお友達に充分な食事が行き渡らず申し訳ないことになってしまいました。それでも我関せずのめめこさんに、お母さんが大激怒。その日の主役にも関わらず、みんなの前で叱られて外の倉庫に閉じ込められてしまったそう。しばらくして、出してもらえたものの本人は大泣きしてしゃくり上げながら、「ご〜め〜ん〜な〜さ〜い〜」とお母さんに謝ったことが忘れられない思い出なんだとか。今回、自分で作ってみて、意外に手間暇の掛かるこのお料理。改めて感謝すると同時に、あの時のお母さんの気持ちも少しわかったかも。
すいかが美味しいこのシーズンだからこそ味わえる特別なメニュー。夏に誕生日を迎える家族に作ってみてはいかがですか?

材料(4〜5人分)
・すいか小玉 1個 ・メロン 半分 ・キウイ 2個(黄と緑)
・バナナ 2本 ・グレープフルーツ 1/2個 ・みつ豆缶詰 2個
・三ツ矢サイダー 150ml ・すいかの果汁 150ml
作り方
1.すいかの上部二箇所を
切り落として、器を作る
2.すいかを丸くくり抜き、
中身を全て掻き出す
3.メロンも丸くくり抜く
4.バナナ、キウイ、グレープ
フルーツを一口サイズに切る
(バナナは、変色を防ぐため
レモンに漬けておく)
5.切ったフルーツを混ぜて、
みつ豆を汁ごと入れる
6.すいかの果汁とサイダーを混ぜて、
器に注いだら出来上がり
目次
- お弁当にも夕飯のおかずにも「ナスのピリ辛醤油炒め」
- 冷蔵庫の重鎮 常備調味料「にんにく胡麻油」
- お弁当の常連「ピーマンの卵とじ」
- カルシウムたっぷり「煮干しふりかけ」
- おばあちゃんの具沢山「オムレツ」
- お醤油屋さんのおもてなし料理「鳥めし」
- 白菜が余ったら…あったか「白菜スープ」
- ご飯がバクバク進む「新玉ねぎの卵焼きウスターソースかけ」
- たまに食べたくなる「りんご入りポテトサラダ」
- ネパール グルン族直伝!特別な日の「チキンカレー」
- おばあちゃんのごはんのお供「特製ミートソース」
- 風邪を引いたらこれ!「味噌仕立てのお粥」
- ネパールのお味噌汁「ダルスープ」
- 伊熊家の「ピーマンのそぼろ肉詰め」
- 昭和に出会ったハイカラ料理「ビーフストロガノフ」
- 3代続く無限ループ なぜか恋しい「白菜の炒め煮」
- パーティの締めにはこれ!「なんちゃってフルーツプリン」
- 1秒でも早く美味しいものを「なんちゃってミートローフ」
- 簡単!夏のお楽しみメニュー「冷や汁」
- ほっこりやさしいネパールのお母さんの味「野菜カレー」
- 母の味をお豆に感じる「甘々大豆のひじき」
- お弁当にはこれじゃないと!「ねぎ入り卵焼き」
- 最強の褒められメニュー「そぼろの春雨サラダ」
- みんな大好きな味「すき焼き風煮物」
- 疲れも吹き飛ぶ「トマトのマリネ」
- 冬が始まる合図「鶏肉と白菜の中華スープ」
- お正月の定番!父親が作る「落花生のおなます」
- ネパール定食のお漬物「アチャール」
- 旬のタケノコがたっぷり「春巻き」
- あと一品作りたい時の救世主「蒲鉾のポテサラ」
- 素朴でほっこり節句のお菓子「おかしわ」
- 夏休みのお昼の定番「トマトとキャベツと卵の炒め物」
- 特別な日の「すいかのフルーツポンチ」
- キャンプの定番「キャベツとコンビーフのスープ」
- 学生時代の友達が、もう一度食べたい「ごまの唐揚げ」
- おでんの季節に欠かせない「にんにく味噌」
- 思い出したらまた食べたい!「人参とほうれん草の卵炒め」