味噌汁、肉じゃが、カレーライス。
お袋の味と言われるメニューは数あれど、
子供の頃に食べたおいしい記憶は、
大人になってもずっと残っているもの。
母親や父親、あるいはおじいちゃんやおばあちゃんが
作ってくれたあのメニュー。
思い出と一緒にご紹介します。

2021.1.16.

思い出したらまた食べたい!
「人参とほうれん草の卵炒め」

静岡県浜松市 男性 Yさん(60代)のレシピ

 子供の頃は、あまり好きじゃなかった人参やほうれん草。それを美味しく食べられるおかずって最高じゃないですか?今回は、苦手な野菜を食べられるようになった誰にも優しい野菜の一品をご紹介します。

 

 Yさんは、進学をきっかけに18歳で浜松を離れてから54歳で浜松へ帰るまで、東京や京都など日本各地で暮らしました。その間、結婚し子供が産まれ、ご自分の家庭を築いてきました。サラリーマンとして忙しく働く毎日。ある日、おかずの一品ににんじんしりしりが出されたことがありました。人参を細く切って油で炒め、卵を加えた沖縄のお料理。「あれ?これほうれん草が入ってないよ」とYさんがいうと奥さんは「そうだよ。にんじんしりしりだもん!」と言います。でも、Yさんの頭の中にあるのは、子供の頃に母が作ってくれたあの一品。人参とほうれん草が油で炒めてあって、甘い卵が入っているあの料理。「それって、にんじんしりしりにほうれん草入れたらいいんじゃないの?」と奥さんは思いますが、似ているけど違うのです。

 

 それから、奥さんに何度も再現してもらうのですが、何か違うのです。一方、奥さんは食べたことのないお料理を再現するという難しい仕事を引き受けてしまい、ちょっとげんなり。にんじんの切り方を変えたり、砂糖の量を変えたりと色々とやってみますが中々納得してくれません。にんじんしりしりの方が美味しいと内心思いながら、またそれを作るのでした。

 

 ほうれん草と甘い卵がポイントの炒め物。野菜の塩味と相待って甘辛くてご飯に合う美味しいおかずです。昔、学校に持っていったお弁当にも入っていたそう。このおかずでにんじん嫌いも克服しました。浜松に戻った後は、36年ぶりの母の味を堪能されたのでは?こんな何気無い母の味が、心の中で生き続けているって幸せですね。

 

 

メイン写真
 
 

材料(2人分よりも少し多め)

・にんじん 1本  ・ほうれん草 2〜3束  ・卵 3個
・砂糖 大さじ1  ・塩 お好みで(小さじ1/2強が目安)  ・サラダ油 大さじ1

作り方

1.にんじんを細切りにする
(にんじんは二等分にして、
スライサーを使って、そうめんのように細く)

人参を切る

2.ほうれん草も4等分位に切る

ほうれん草を切る

3.卵をボールに割り入れ、
砂糖を加え混ぜておきます

砂糖を入れ、卵を溶く

4.フライパンに油を引き、
にんじん、ほうれん草の順に
炒め塩で味付けします

野菜を炒める

 

 

5.野菜がしんなりしたら、
卵を回し入れ炒り卵にし、
火が通ったら出来上がり

卵を入れて炒り卵に

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