
味噌汁、肉じゃが、カレーライス。
お袋の味と言われるメニューは数あれど、
子供の頃に食べたおいしい記憶は、
大人になってもずっと残っているもの。
母親や父親、あるいはおじいちゃんやおばあちゃんが
作ってくれたあのメニュー。
思い出と一緒にご紹介します。

2020.12.12.
おでんの季節に欠かせない「にんにく味噌」
静岡県浜松市 女性 チョコさん(40代)のレシピ
今回は、おでんの季節に欠かせない常備食「にんにく味噌」をご紹介します。おでんといえば、真っ黒お出汁の静岡おでんが有名ですが、静岡県西部に位置する浜松のおでんは、鰹と昆布の透き通ったお出汁のあっさりタイプが主流。そして、愛知県に近い遠州地区ではコクのある八丁味噌もメジャーな食材。そんな文化の境目に位置しているせいか、この辺りでは出汁で煮込んだおでんに八丁味噌で作った甘味噌をつけて食べる文化があります。醤油と味噌がせめぎ合う地域で愛されたのが、この「にんにく味噌」。おでんの他にふろふき大根につけたり、ご飯のお供にもお酒のアテにもちょうどいい一品です。
このレシピは、最近お家にお客様がみえた時に作ったらとても好評だったとか。直接教えてもらったわけではなく、昔お母さまが作っていたのを見よう見まねで作ってみたそう。お酒が好きで毎晩晩酌していたお父さまの大好物がにんにく味噌。寒い時期になると大きな瓶にいっぱい作ってお酒のアテにちびりちびりと食べていたとか。このメニューはお母さまにとっても思い出のメニュー。にんにく味噌を作ると決まって「これはじいじが好きだったんだよ」と言いながら、亡くなった叔父のことを思い出して作っていたようです。
大人になって改めて食べてみると、にんにくのコクと八丁味噌のほろ苦い味が絶妙なのだそう。作り方は、とっても簡単。3分でできちゃいます。冬にぴったりの万能調味料。冬の常備菜としてオススメの一品です。

材料(2人分)
・赤味噌 100g ・にんにく 1片 ・砂糖 大さじ2
・みりん 大さじ1 ・サラダ油 大さじ1
作り方
1.みじん切りにしたにんにくを
油で炒める
2.にんにくの香りが立ってきたら、
赤味噌と砂糖、みりんを入れて
合わせる
3.弱火にかけ、焦げないよう
かき混ぜる
4.照りが出てきたら火を止めて
出来上がり
目次
- お弁当にも夕飯のおかずにも「ナスのピリ辛醤油炒め」
- 冷蔵庫の重鎮 常備調味料「にんにく胡麻油」
- お弁当の常連「ピーマンの卵とじ」
- カルシウムたっぷり「煮干しふりかけ」
- おばあちゃんの具沢山「オムレツ」
- お醤油屋さんのおもてなし料理「鳥めし」
- 白菜が余ったら…あったか「白菜スープ」
- ご飯がバクバク進む「新玉ねぎの卵焼きウスターソースかけ」
- たまに食べたくなる「りんご入りポテトサラダ」
- ネパール グルン族直伝!特別な日の「チキンカレー」
- おばあちゃんのごはんのお供「特製ミートソース」
- 風邪を引いたらこれ!「味噌仕立てのお粥」
- ネパールのお味噌汁「ダルスープ」
- 伊熊家の「ピーマンのそぼろ肉詰め」
- 昭和に出会ったハイカラ料理「ビーフストロガノフ」
- 3代続く無限ループ なぜか恋しい「白菜の炒め煮」
- パーティの締めにはこれ!「なんちゃってフルーツプリン」
- 1秒でも早く美味しいものを「なんちゃってミートローフ」
- 簡単!夏のお楽しみメニュー「冷や汁」
- ほっこりやさしいネパールのお母さんの味「野菜カレー」
- 母の味をお豆に感じる「甘々大豆のひじき」
- お弁当にはこれじゃないと!「ねぎ入り卵焼き」
- 最強の褒められメニュー「そぼろの春雨サラダ」
- みんな大好きな味「すき焼き風煮物」
- 疲れも吹き飛ぶ「トマトのマリネ」
- 冬が始まる合図「鶏肉と白菜の中華スープ」
- お正月の定番!父親が作る「落花生のおなます」
- ネパール定食のお漬物「アチャール」
- 旬のタケノコがたっぷり「春巻き」
- あと一品作りたい時の救世主「蒲鉾のポテサラ」
- 素朴でほっこり節句のお菓子「おかしわ」
- 夏休みのお昼の定番「トマトとキャベツと卵の炒め物」
- 特別な日の「すいかのフルーツポンチ」
- キャンプの定番「キャベツとコンビーフのスープ」
- 学生時代の友達が、もう一度食べたい「ごまの唐揚げ」
- おでんの季節に欠かせない「にんにく味噌」
- 思い出したらまた食べたい!「人参とほうれん草の卵炒め」