
「介護」といっても何をすれば良いのか、まだよくわからない。
でも、困ってからでは遅いような気がする…
そう思った時が一歩を踏み出すその時です。
知ってしまえば、安心できる。
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どうしたら良いのか、わかりやすく解説します。
最初の一歩踏み出すお手伝いします!

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介護保険はどうやって使うの?・・・要介護認定

介護保険を利用するには被保険者が「要介護認定」を受ける必要があります。まず「市町村の介護保険担当窓口」もしくは「地域包括支援センター」に相談し、利用の希望を伝え、申請書を提出します。 そして、介護保険利用の対象者であるかを判定してもらいます。これが「要介護認定」です。心身の状況を調べるために「訪問調査」が実施され、本人と家族などへの聞き取り調査が行われます。 この調査結果と主治医の意見書などをもとに、一次判定を行います。そして、保健・医療・福祉の専門家が審査する二次判定を経て、介護を必要とする度合い(=要介護状態区分)が判定されます。要介護度の一時判定はコンピュータによるもので全国一律の方法で実施されます。1日あたりの介護に要する時間を訪問調査のデータをもとに樹形図を用いて算出します。 結果の通知までに要する期間は1〜2カ月程度。認定結果によって利用できるサービスが異なります。
文・見崎庸平(ランチプレス)
〈監修〉
落合克能
(聖隷クリストファー大学社会福祉学部教員)
目次
- 01 地域包括支援センターってどういうところ?
- 02 介護保険制度のしくみ
- 03 介護保険はどうやって使うの?・・・要介護認定
- 04 ケアマネさんって、何をしてくれるの?
- 05 ケアマネさんの探し方
- 06 ケアマネさんの選び方
- 07 ケアマネさんとの付き合い方
- 08 ケアプランと、その作り方
- 09 介護サービス、いくらかかるの?[点数計算や支給限度額の概要]
- 10 「介護サービスの種類」訪問
- 11 「介護サービスの種類」通い
- 12 「介護サービスの種類」_宿泊
- 13 「介護サービスの種類」_訪問+通い+宿泊
- 14 「介護サービスの種類」住まい その1
- 15 「介護サービスの種類」住まい その2
- 16 「介護サービスの種類」住まい その3
- 17 「介護サービスの種類」住まい その4