「介護」といっても何をすれば良いのか、まだよくわからない。
でも、困ってからでは遅いような気がする…
そう思った時が一歩を踏み出すその時です。
知ってしまえば、安心できる。
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どうしたら良いのか、わかりやすく解説します。
最初の一歩踏み出すお手伝いします!

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ケアプランと、その作り方

 ケアプランとは、介護サービスを受けるにあたっての利用計画書のこと。介護保険制度では、利用者の要介護度に応じて、給付限度額(利用料の7~9割が介護保険から支払われる上限額のこと)や介護サービスの利用可能回数などが決まっています。それらを考慮し、さまざまな保健医療・福祉サービスやボランティア、それ以外に利用者自身がもっているこれまでの”つながり“などを組み合わせて作る、利用者ごとのオリジナルプランです。このケアプランが今後の介護サービスの基本となります。

 

 まず、ケマネジャーが利用者のニーズを把握し、ケアプランの原案を作成します。ケアプランは利用者とケアマネジャーとが二人三脚で作るもの。介護サービスの主役は利用者本人です。利用者はケアマネジャーに任せきりにせず、状態や気持ちを率直に伝えるようにしましょう。

 その後、ケアマネジャーは関係するサービス提供事業者やその他の支援者等と連絡調整をし、現実的なケアプランの原案を練り上げます。

 

 そうして出来上がったケアプランの原案は、本人・家族・サービス提供者が一堂に会する「サービス担当者会議」で説明され、援助方針やサービス内容について全員の合意を図ります。

 利用者がケアプランに同意したらケアプランの確定です。利用者が各サービス提供事業者と契約しサービスが開始されます。

 

 ケアプランには、利用するサービスの種類や内容、サービス点数、金額などが記入された「サービス利用票 別表」や、介護保険サービスの1週間のタイムスケジュールが記入された「週間サービス計画表」が含まれます。これらの情報は介護状況を把握するためにとても役立ちます。

 また完成したケアプランは定期的、あるいは利用者の心身状態に変化があったときに検証され、更新されていきます。

 

文・見崎庸平(ランチプレス)

 

〈監修〉
落合克能
(聖隷クリストファー大学社会福祉学部教員)

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