「介護」といっても何をすれば良いのか、まだよくわからない。
でも、困ってからでは遅いような気がする…
そう思った時が一歩を踏み出すその時です。
知ってしまえば、安心できる。
プロフェッショナルのサポートを受けるには
どうしたら良いのか、わかりやすく解説します。
最初の一歩踏み出すお手伝いします!

 

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「介護サービスの種類」通い

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■通い■

 

自宅で暮らす要介護者・要支援者に施設で日中を過ごしてもらい、

食事や排せつ、入浴などの介護、健康管理や衛生管理指導などの看護、

リハビリなどを提供する日帰りの居宅サービスです。

 

 

通所介護(デイサービス)

利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、家に閉じこもりがちなお年寄りの孤立感の解消や、心身機能の維持を目的に実施します。利用者は通所介護の施設に通い(自宅から施設までの送迎可)、食事や入浴など日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練、口腔機能向上サービスなどを受けられます。また、家族にとっても介護から離れ、負担が軽減することでリフレッシュの時間が作れます。

 

通所リハビリテーション

看護師や介護職員が利用者の自宅を訪問し、専用の浴槽を使って入浴をサポートします。介助があっても自宅の浴槽に入れない人や、通所介護(デイサービス)などでの入浴ができない場合に、このサービスを利用することになります。入浴前には看護師が血圧や体温、脈拍などの体調確認を行い、場合によっては部分浴にしたり、清拭に変更することもあります。

 

訪問看護(デイケア)

自宅から通いにより利用するサービスであることはデイサービスと同じですが、デイケアの場合、サービスの内容はリハビリテーションが中心となります。デイケア施設(老人保健施設、病院、診療所などに併設されている場合が多い)には、リハビリに必要な器具が整備され、理学療法士や作業療法士などによる専門的なリハビリを受けられます。デイサービスと異なり、デイケアを利用する場合には、事前に「デイケアの利用が必要であるという主治医(医師)の意見(書)」(担当ケアマネが確認)が必要となります。また、実際にデイケアを利用する際には、当該デイケア施設の所属医師による指示書に基づきリハビリテーションが実施されます。

 

療養通所介護

医療ニーズの高い方のためのデイサービスです。難病や末期がん、進行した認知症、脳疾患の後遺症などで重度の介護を必要とするなど、常に看護師による観察が必要な方が対象です。医師や訪問看護ステーションと連携してサービスが提供されます。従来の通所介護(デイサービス)では受け入れが不可能だった方の外出や交流の場として、また家族の介護負担軽減も、より大きな役割となっていることが特徴です。

 

地域密着型通所介護

要介護1以上の認定を受けた方だけが利用できる1日の定員数が18人以下の小規模デイサービスセンターです。地域密着型サービス※ですので、利用できる事業所は、住んでいる市区町村に限定されます。サービス内容は通常のデイサービスとほぼ変わりませんが、小規模なこともあり、利用者の個性や状況に合わせたきめ細かいサービスを受けられます。少人数なのでスタッフや利用者と顔なじみになりやすく、アットホームな雰囲気の中で過ごせるのもメリットです。費用は一般的な通所介護(デイサービス)と比べると少し割高になっています。

※地域密着型サービス(原則としてお住まいの市区町村以外の施設・事業所のサービスは利用できません)

 

認知症対応型通所介護

認知症の利用者に対して専門的なケアを提供する1日の定員数が12人以下のデイサービス(地域密着型※)です。認知症の方は、症状によっては大勢の人がいる場所を嫌がったり、知らない人とコミュニケーションをとるのが苦手だったりして、一般的なデイサービスが利用できないこともあります。認知症ケアにおいては、利用者一人一人の認識や感情を重視し、個別的なケアを行うことが重要です。認知症対応型通所介護は、一般の通所介護(デイサービス)よりも人員体制(利用者数に対する職員数)が手厚くなっています。

※地域密着型サービス(原則としてお住まいの市区町村以外の施設・事業所のサービスは利用できません)

 

文・見崎庸平(ランチプレス)

 

〈監修〉
落合克能
(聖隷クリストファー大学社会福祉学部教員)

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